ふもとっぱらについて

About

歴史

歴史の中で必然的に残ってきたものを残し、新しいものとともに変化していく

発祥

戦国時代、この地は富士金山(麓金山)として、金の採掘が行われていました。現在株式会社ふもとっぱらを経営している竹川家の先人たちは、その金山の全責任を持って管理していました。その後、山崩れにより打撃を受けた金山は、明治以降造林が行われ、先人たちの手によって美しい森林へと変化していきました。

林業

2005 年「株式会社ふもとっぱら」は誕生します。
林業という生業を主軸としながら、木材生産、木質エネルギー利用、農業、ジビエ、森林空間を利用したキャンプ場運営などを行い、自然の雄大さ、日本の木材の素晴らしさを伝えていく。山と共に生き、またそれを還元していく。そうして私たちふもとっぱらは、健康で美しい地「麓」を目指し歩んでいます。

現在

2005 年に竹川家に返還されるまでの約 70 年間、この土地は「東京農業大学」の農場として使われていました。
当時作られた牛舎は、今でも売店として姿を残しています。同様に金山だった頃に使用していたとする金鉱石破砕機なども存在します。それは、この地が歩んできた歴史を残していきたいからです。金山だった時代から、長い時をかけ今の姿があることを、私たちは忘れることなく、この土地の循環を大切に守っていきたいと考えています。

自然環境を守る

全ては林業から始まっている。林業を根底に据え、豊かな山を育て守っていく。

林業 山の保全 循環

豊かな山を作り育てていくために、ふもとっぱらでは植栽から主伐まで、全ての森林管理を行なっています。植栽後 15 年ほどは、下刈り、枝打ち、除伐という樹木の保育作業を行い、約 20~30 年ほどで間伐という作業を行います。間伐を行うことで、林の中に太陽の光が差し込み、健康的な林内環境が整います。
間伐で出た木材は、薪や炭としてキャンプ場で販売したり、施設内の建築物などに有効利用しています。
そうして、約 50 年以上かけて樹木を育て、主伐し、地ごしらえののち、また植栽を行います。これらの作業を繰り返し、私たちは健康的な山の保全を行なっています。

人の育成 登山道整備など

ふもとっぱらでは、緑の雇用事業という人材育成のバックアップを行なっています。
林業の基本的な作業を行うための資格取得にむけ3 年間のカリキュラムを実施し、後継者を育てています。
また、間伐や主伐などで切り倒した木々を運搬するための登山道の整備なども、大切な林業事業として行なっています。

炭焼き窯 薪ボイラー

間伐によって間引きされた木は、炭焼き釡で焼き、ふもとっぱら産の炭としてキャンプ場で販売しています。
炭や薪に加工するのが難しい細かな端材や、キャンプ場利用客の方たちから回収した使用済の炭や薪は、2018 年に設置された薪ボイラーのエネルギー資源としてキャンプ場来場者の熱利用などに役立っています。

家具

「FUMOTO TREE’ S」はふもとっぱらの木で作る家具や雑貨などのオリジナルブランドです。
テーブルや椅子などご自宅で使えるものや、カッティングボードなどキャンプで愛用していただける雑貨まで、ふもとっぱらの木を皆さんのご家庭に届けるため、さまざまなアイテムを丁寧に作っています。

畜産業 猟 ジビエ

現在ニホンジカの増加が深刻な問題になっています。ニホンジカが増えると苗木を食べられてしまったり、木の皮を剥がしまう林業被害や農業、畜産被害、道路への飛び出しによる交通事故の危険性もあります。
そのためふもとっぱらでは、ニホンジカの加工処理施設を開設し、地元猟友会と連携してニホンジカの有効活用を進めています。

農業

地元の農家の方たちの協力のもと(または、田舎暮らしの究極系である自給自足を目指し)、自社農園で約 20 種類以上の野菜を栽培しています。
季節の「旬」や、朝に収穫した野菜の「みずみずしさ」を皆様に感じてほしいという想いで、ふもとっぱらで作られる野菜は、施設内の金山テラスや売店で販売しています。

安心・安全な
食の提供

地産地消を目指し、四季折々の地元の食材を活かした食の提供

金山テラス

キャンプ場内にある食堂「金山テラス」では、地元の旬の野菜や、朝霧高原でとれたジビエなど、こだわりの食材を使ったオリジナルメニューを提供しています。
大人から子供まで楽しんでいただけるよう、メニューは定期的に追加し、地元の食材をより楽しんでいただけるよう取り組んでいます。

売店

売店では、キャンプに必要な薪や炭などの備品の他に、ふもとっぱらのオリジナルグッズや、地ビールなどを販売しています。
また、自社農園で育てらてた朝採れ野菜や、朝霧高原のジビエなど、キャンプ場に来た方たちが自分達で調理し、楽しめるよう新鮮な食材も販売しています。

使用されている食材 加工場 ジビエ経 産牛

朝霧高原のジビエ(鹿肉)はふもとっぱらの周辺に生息するニホンジカのお肉です。ふもとっぱらの敷地内にある鹿肉加工処理施設で捌き、しっかりとした処理を行い、臭み等がなるべく無いように仕上げています。
放牧豚は、朝霧高原の自然豊かな環境で、澄んだ空気を吸い、綺麗な水を飲み、土を掘り起こして植物を食べるストレスフリーな環境で育てられています。のびのびと成長した放牧豚は香りがよく甘い脂が特徴です。
経産牛は出産を経験した雌牛です。ふもとっぱらでは、経産牛をのびのびと生活させ、放牧でストレスフリーな環境で健康的に育て食肉として、加工して調理販売されています。

地域とのつながり

地域の窓口となり、
自然を守り、学ぶ機会を作る。

雇用 人の地域/世代循環食堂 革製品 畑 林業

地域の方たちに、自社農園の管理や生産を委託、また「金山テラス」では厨房の業務に携わっていただいています。
こうしたふもとっぱらの業務を支えていただきながら、地元食材の調理方法や、培われてきた知恵をご教授いただき、地域の方たちとともに、地産地消を目指し、ふもとっぱらは運営しています。また、金山テラスに併設されたブースでは地元の職人さんによる、鹿の革製品なども販売しています。

教育 自然体験

小中高の学生たちに向けて、林間学校で木を切る体験などを行なっています。子供たちの学びのため、樹齢の古い木だけでなく、細く扱いやすい若木も育てています。
生活の根底にある林業というものを実際に体験してもらうことで、自然との繋がりを身近に感じてもらい、山や森を守っていく心を育てていくことを目的としています。

自主イベント「学びの森」

ふもとっぱらでは「学びの森」というイベントを開催しています。
体験してもらう内容は都度異なりますが、実際に木を切ってみたり、切り倒した木材を使って雑貨を作るなど、子供たちも積極的に林業に触れられるアクティビティーを実施しています。また自社農園で栽培している野菜の収穫や、食材を使った料理体験など、自然と共に生きる体験をできるイベントになっています。

Page Top
  • Home
  • About - ふもとっぱらについて